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ポーランド日記

ワルシャワに来ました。

4月4日(火)

昨日ドライヤーのスイッチを入れたら、バチン!という音と、ひとかたまりの空気砲が顔に当たって、そのあとに焦げ臭いにおいがしてきた。ああ、海外対応のドライヤーを国内使用の120V設定のまま使おうとしていた。やってしまったと思いつつ、まだこのドライヤーは生きているかもしれない…!とすがる気持ちで240Vに切り替えてもう一度スイッチを入れたら、もくもくと煙が出てきて焦げ臭いにおいが増した。怒られたような気がして、すぐにスイッチを切った。思えば2009年からの付き合いだったこのドライヤーともお別れのようだ。時差ぼけなのか、ぼーっとしたまま髪を乾かそうとして、重い荷物の中に入れて持ってきたドライヤーはあっけなくご臨終してしまった。失うのは一瞬だな、と思いつつ髪を乾かさずに倒れこむように眠る。新しいのを買わなければならない。そんなわけで、今日はのそのそと起きて、散歩しながら中心部にあるショッピングモールへ行く。

 

遂にワルシャワに来た。遂にといっても、なんだろう、やっぱり、普通、だった。普通の私の地味な生活、だった。もちろん街は美しい。

道があって、トラムやバスが走っていて、つかう通貨がズウォティで、ショッピングモールでアイスクリームを食べている人がいて、地面には鳥の糞とかガムとか吐瀉物とかなんだかよくわからないあらゆるものの跡がある。意外だったのは、ここはたぶん今の東京よりもずっと暖かい。

私の荷物は非常に重い。23㎏のスーツケースを二つと、手荷物で10㎏近く運んできた。現地で必需品をそろえればいい、とは思うけれど私はあんまり「現地」を信用していなくて、絶対に日本で買ったほうが質もよくて値段も安いし(100)、すでに持っているなら持って行ってやろう、といういじましい貧乏根性で、もてる限りぎりぎりの荷物とともに飛んだ。現地で揃える、ということは着いてすぐに売っている店を探して購入しなければならないということで、ただでさえ食料品とか洗剤など生活に必要で重量のあるものを買わなければならないのに、それに加えてこまごましたものを捜し歩くのは面倒くさい。私はビーサンとスリッパを探して彷徨っていた。失敗した。無理にでもスーツケースにねじ込んでくるべきだった。やはりこういう地味なものは、地味にない。やっと見つけたら、とても高い。しゃれたビーサンが1000円ぐらいで売っているが、100円で買えるのに買いたくない、という私の中の貧乏心が頑なに購入を拒む。ようやくいくつかの店を回って、300円で手を打つ。結局スリッパは見つからないまま、疲れて捜索を打ち切り、スーパーで食料品とか洗剤とかを買って帰路に就く。昨日同じ場所からタクシーに乗ったら、運転手に「近いんだから歩け」と言われたので今日は天気もいいしよく寝たので歩く。

 

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